Surprised Blog

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【eROCKIT】最高時速80kmのペダル駆動電動バイクは日本でどうなるのか?【ドイツ】

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image by eROCKIT

ドイツで開発された最高時速80kmのペダル駆動電動バイク「eROCKIT」は、ヨーロッパを超えて世界で高い注目を集めています。

 

そんな、次世代バイクは日本でどのように受け入れられるのでしょうか?

 

eROCKITとは

 


"Was für ein geiles Teil!" SATU testet eROCKIT

 

自転車と同様に、ペダルを漕ぐことによって操作できます。

16kWのモーター出力によって、ペダルを数回漕ぐだけで時速80km以上のスピードを達成できるとのこと。

 

6.6kWhバッテリーパックにより、1回の充電で120 kmを超えて航続することができる。

 

 

eROCKITは、電動モビリティ産業に革命を起こしている電動二輪車として、世界で注目されていて「Red Dot Award」、「Ausgezeichneter Ort Deutschlands」、「Challenge Bibendum Michelin」、「US Ideas Award」などの賞を受賞しています。

 

ドイツでは既に注文することができるらしいですが、他の多くの国では2020年まで手に入れることはできないとのことです。

 

気になる値段ですが、およそ150万円するとのことです。

 

 

eROCKITは数々の賞を受賞し、世界から注目されていますが、「電気自動車愛好家」であるMicah Toll氏は、このような意見を述べています。

Micah Toll (@MicahToll) | Twitter

And what kind of efficiency are we talking about here? How much do I have pedal to make the eROCKIT go? If it’s a significant amount, then I don’t really want to work that hard. If it’s a meager pedal spin or two, then why are the pedals there in the first place?

This 50 mph (80 km/h) eRockit electric motorcycle has pedals... but why?

 

Micah Toll氏は、ペダルを1,2回漕ぐだけで時速80㎞のスピードを達成できる電動バイクに、ペダルがあることに疑問を感じている模様です。

 

 

日本での扱い

 

世界で注目されている電動バイク「eROCKIT」ですが、気になる日本での取り扱いを知るには、「電動自転車」と「電動アシスト自転車」の違いを認識しておく必要がありました。

 

 日本の「電動自転車」と「電動アシスト自転車」には、このような定義があるそうです。

電動自転車

電動機でも走行可能な自転車、あるいはペダルでも走行可能な電動二輪車

電動自転車 - Wikipedia

電動アシスト自転車

搭乗者がペダルをこがなければ走行しない。

電動アシスト自転車 - Wikipedia

 

eROCKITは、ペダル駆動の電動バイクであるため、おそらく「電動アシスト自転車」ということになります。

 

ですが、「電動アシスト自転車」だとこのような規定があります。

電動アシスト自転車の出力基準は道路交通法施行規則第一条の三で、

人力と電力補助の最大比率は、10km/h以下で1対2。10km/hから24km/hまでは1対2から0までの線形逓減、24km/h以上は1対0である。なお補助比率が規定されている一方で、最大出力制限は規定されていない。

電動アシスト自転車 - Wikipedia

ということで、時速24㎞以上の電動アシストは違法ということになります。

 

日本は、「電動アシスト自転車」の規制が世界で最も厳しいらしく、

時速20㎞を超えると、最大アシスト速度である24㎞に向けて、徐々にアシスト力が弱くなるのは日本だけの規制。

片山右京氏が新協会設立「緊急提言!『e-bikeで大きく変わる! モビリティのこれから』」シンポジウムレポート | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO

ということです。

 

なので、私の調べでは公道でeROCKITを見る、使用することは現在の法律では不可能なのではないかと思います。

 

 

もし「eROCKIT」がスロットル付きで、ペダル駆動でなくても走行可能なのであれば、自動二輪車(電動自転車)として扱われます。

 

 

2020年には、日本にも登場するということなので、どうなるのか確認したいと思います。