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今年はエルニーニョ?気になる今夏の台風 | 台風とエルニーニョの関係

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skeezeによるPixabayからの画像

気温もあたたかくなり、もうすぐ夏も本番です。

 

夏と言えば気になるのが気候

 

梅雨や台風は毎年、忘れることはありません。

そこで、今回は日本の台風に大きく関わっていると言われているエルニーニョ現象について取り上げました。

エルニーニョ現象とは

 太平洋赤道域の東側の海面水温が平年より高くなり(2,3℃くらい)、1年以上続くことを言います。

 

 エルニーニョ現象が起きると、日本を含め世界中で異常天候が起こると言われています。

 

 エルニーニョ現象発生時は偏東風が弱まり、西部(インドネシア辺り)の暖かい海水が東部に流れます。

 東部では、海水温が平年より高くなります。

 

 よって、積乱雲の発生が平年より東側で起こることになります。

 

 つまり、台風の原因となる雲(低気圧)が東側で発達するので、日本において、

 

 エルニーニョ現象発生時は台風が少ない 

 

 と言えることになります。

 ラニーニャ現象

  エルニーニョ現象とは反対に、東側の海面水温が平年より低い状態が続くことを、ラニーニャ現象と言います。

今年は・・・

 さて、気になる今年の状態は。

 気象庁の情報によると、現在(2019/05/22)エルニーニョ現象が発生しているとのことでした。

 

 今年は台風が少ない可能性が高いです。

 

今まで

 下の図は気象庁の台風の数とエルニーニョ現象・ラニーニャ現象のデータです。

※台風の数

 1月  2月  3月  4月  5月  6月  7月  8月  9月 10月 11月 12月 年間
2018 1 1 1     4 5 9 4 1 3   29
2017       1   1 8 5 4 3 3 2 27
2016             4 7 7 4 3 1 26
2015 1 1 2 1 2 2 3 4 5 4 1 1 27
2014 2 1   2   2 5 1 5 2 1 2 23
2013 1 1       4 3 6 7 7 2   31
2012     1   1 4 4 5 3 5 1 1 25
2011         2 3 4 3 7 1   1

21

2010     1       2 5 4 2     14
2009         2 2 2 5 7 3 1   22

※エルニーニョ現象及びラニーニャ現象の発生期間

エルニーニョ現象 ラニーニャ現象
  2007年春~2008年春
2009年夏~2010年春 2010年夏~2011年春
2014年夏~2016年春 2017年秋~2018年春
2018年秋~

 

 図を見てわかるように、 エルニーニョ現象発生時期は台風が少ない傾向にあると言えます。

 

 気象学は、普段の生活で起こることでも、知っているようで知らないことも多く興味深いです。気象学に少しでも興味がある人はこちらの「一般気象学第2版補訂版 [ 小倉義光 ]」が楽しめると思います。

 

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